スタンダード構築理論

 

現在最強デッキ候補のひとつにして、最も広範囲に対応できることから、

スタンダードと呼ばれているデッキ。

今からスタンダードデッキを構築するための理論を解説していこうと思う。

 

 

1・モンスターは14〜18枚。魔法は15〜20枚。罠は3〜8枚が一般的である。

 

2・攻撃力1900モンスター(ニュートブラッドヴォルスヂェミナイエルフスピアドラゴン)を2〜4体入れる。

ただし、スピアドラゴンだけ3枚、などは危険である。長く生き残るという点ではスピアドラゴンは他の3体に劣る。

 

3・1900を超える下級モンスター(ゴブリン突撃部隊魂を喰らう者バズー)を1〜3体入れる。

 

4・上級モンスターは基本的に1体。サイコショッカーが主流だが、なければハ・デスデーモンの召喚でも可能である。

これらはモンスターを1体生贄に捧げれば召喚できるので、召喚コスト面からもそれほど辛くない。

逆にリボルバードラゴンのような強力な上級モンスターでも、蘇生魔法が充実していなければ普通に召喚するのがキツイため危険。

また、上級モンスターはデッキの切り札にもなりえるので、何を入れるかによってその他のカードも変わってくる。

(サイコなら罠を少なめに、等)

 

5・遺言系モンスターを入れる。基本は黒き森のウィッチ2体クリッター2体。

変則としてキラートマト巨大ネズミ等がある。

ただし、通常スタンダードは闇属性が多いのだが、巨大ネズミを使うときは地属性を増やす必要がある。

 

6・とどめ用として、飛ばし屋(キャノン・ソルジャーアマゾネス・アーチャー)を1〜2体投入する。

属性によって変えるが、使い勝手はキャノンのほうが断然上なため、ネズミを入れている場合でもキャノンを入れる場合がある。

 

7・必要に応じて下級の効果モンスターを投入する(多くはリバース系モンスター等)。基本的に攻撃力は1000未満。

キラースネークサイバーポッドメタモルポットセイントマジシャンペンギンソルジャー仮面魔導士クリボー異次元の戦士あたりが主流。

基本的には攻撃用ではない(仮面魔導士は攻撃用と言うよりもドロー効果がメイン。例外として異次元の戦士は除去用だが攻撃もできる)。

 

8・必要に応じて守備モンスターを1〜2体投入する。

岩石の巨兵ビッグシールドガードナー等。

 

ただし、7・8はあくまで必要に応じてなので、1体も入れなくても良い。

(現時点でのデュエルでは、キラースネークだけは準必須化している)。

 

9・魔法で必須とされているのは、

サンダーボルトブラックホール強欲な壷天使の施し2枚死者蘇生ハーピィの羽根帚心変わり強奪である。

これに準必須として、大嵐サイクロンが加わる。

 

除去系はハーピィ、大嵐、サイクロンの三種類で、それぞれの比率は1:2:2、または1:1:3が基本。

場合によっては1:1:2ということも。

 

10・残りの魔法として候補に挙がるのは、蘇生系(早すぎた埋葬)、モンスター除去系(地割れ死者への手向け死者への供物抹殺の使徒)、防御系(光の護封剣スケープゴート)、その他(団結の力ハリケーン苦渋の選択等)がある。

 

11・罠は王宮の勅命リビングデッドの呼び声を基本、必須とし、防御面での活躍を期待して、

破壊輪和睦の使者聖なるバリア-ミラーフォース-魔法の筒マジック・ジャマー等を投入する。

その他(停戦協定精霊の鏡激流葬等)もお好みで。

 

11・バランスを考える。

 

@       万能だからといって手向けばかりを使わない→コスト面がキツイ。

A       サイコショッカーを入れるのに罠を多くしない→自殺行為。

B       埋葬と破壊輪を詰め込みすぎない→どちらもLPを食うので相性が悪い。

C       モンスターが少ないデッキの時、サイバーポッドは危険→モンスターが場に出ない場合がある。

D       序盤に使えるゴブリン突撃部隊と、後半に使えるバズーを使い分ける→バズーを入れるのにモンが少ないというのは愚行。

 

 

どうだっただろうか?

これが僕が考える基本的なスタンダードデッキの姿である。

もちろん個性は重視しなければならないし、それぞれのプレイングに沿ったデッキというのがあると思う。

しかし、ここに書いた理論は、僭越ながら他のデッキを構築する上でも多少は参考になるのではないかと思う。

ぜひスタンダードデッキを自分なりに極め、その強さを味わって欲しい。

 

 

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