何捨てる??
「天使の施し」
そう、言わずと知れた、準制限(9/22現在)カードである。
制限になってもおかしくないほどの使い勝手だが、
制限にならない理由のひとつに、コストがあるということが挙げられると思う。
(コストがない、例えば強欲な壷は制限カードである)
このコスト(2枚捨てる)で、みなさん意外と悩んでいるのではないだろうか。
「そんなの悩むか!」という上級者の方々は置いておいて、
この「2枚捨てる」というやつ、なかなかに曲者である。
そこで今回は無意味な検証第?弾、
「施しのコストで何を捨てるべきなのか」を検証したい。
(なお、今回検証に使うデッキはスタンダードデッキにしました)
まず、基本的なことから考えよう。
管理人が考えるに、いくらコストでもただ捨てるのは惜しい、と考えられる。
どういうことかというと、墓地に捨ててもさらに利用可能なカードを捨てるほうがいいと言うことである。
そうなると、まずコストの代表である、
「キラースネーク」
次のターンには自分の手札に戻ってくるこのカード。
「施しで捨てずにいつ捨てる!!」
というぐらいのカードである。
そして、基本ではあるが、
「高レベルモンスター」
サイコショッカーをはじめ、ブルーアイズなど、生贄が必要な高レベルモンスターは、
通常召喚するのはかなり難しい。
そこで、施しのコストで捨て、蘇生させるという戦略はもはや基本中の基本である。
↑のふたつがコストの基本であるが、それらが都合よく手札にないということも考えられる。
そんな時こそ、迷ってしまう時なのである!
ここからが本番…
まず
「なるべくモンスターを捨てる」
ということ。
モンスターは、手札に余りすぎても通常召喚の回数制限があるためそれほど役には立たない。
しかも、魔法、罠カードと違い、墓地から手軽に蘇生させられるのである。
よって、まずなるべくモンスターを捨てるべきであろう。
ではどんなモンスター(または魔法や罠)を捨てるべきであろうか。
パターン1「手札に蘇生系魔法カードがある場合」
捨てる対象となるのは、攻撃力の高いモンスターorキャノンソルジャー(アーチャー)である。
戦況がどうあれ、キャノンソルジャーを2体デッキに入れているなら、
1体は墓地に送っておきたいところである。
それは、
デッキにあるより、墓地にあるほうが利用機会が多いからである。
しかし、2枚とも墓地では蘇生魔法が不発したときなど回収不可能になってしまう。
なので、1枚はデッキに残した方が無難かもしれない。
ただし、これらは他に壁となるモンスターがいる場合である。
何も考えず捨てまくって、モンスターが手札から消えたなどということは避けたい。
パターン2「手札にリビングデッドの呼び声がある場合」
このリビングデッドの呼び声は、施しと非常に相性がいいカードである。
このカードを伏せるだけで、施しで捨てるべきモンスターはぐっと増える。
まずリビングショッカーが狙えるショッカーは当然として、
黒き森のウィッチや、クリッターを捨てることもできる。
除去魔法にチェーンすることで、相手の除去魔法を減らすこともできるわけである。
パターン3「場にセイマジ、闇の仮面が伏せてある場合」
あまりオススメはできないが、聖なる魔術師や闇の仮面が場にいるなら、
魔法や罠を捨て、リバースで回収のもいいかもしれない。
しかし、これは余程手札が詰まっている場合であろう。
魔法や罠は使ってから回収すれば2度使えるわけで、
わざわざ捨てる意味は何もない。
これは苦肉の策と言える。
パターン4「手札が詰まっている場合」
どういうことかと言うと、
例えば「大嵐」「大嵐」「サイクロン」
という感じで手札が詰まってしまった場合である。
特に伏せが気にならないなら、大嵐は2枚もいらないだろう。
コストとしての優先順位は落ちるが、
手詰まりになったときは早急に必要ないカードを捨てるのも一計である。
パターン5「相手のデッキによって変える」
相手のデッキがスタンダードなら何を捨てるか迷うところであるが、
これが特殊なデッキだと話は別である。
例えば相手のデッキがエクゾデッキやデッキ破壊なら…
エクゾやデッキ破壊は、たいてい攻撃してこないため、
「ミラーフォースや魔法の筒」
といった防御系の罠を捨てるのがいいだろう。
さて、ここまでをまとめてみると…
優先順位 |
施しで捨てるべきカード |
1 2 3 4 5 6 |
キラースネーク 高レベルモンスター キャノンソルジャー ウィッチ&クリッター その他のモンスター 不要な魔法・罠 |
と、まあこんな感じかな?
しかし状況によって捨てるべきカードは変化するので、
必ずしもキラスネを捨てればいいと言うわけではないのです。
そんなわけで、また無意味な検証で会いましょう。
(なお、ここで書いていることはジャマーなどのコストにも言えることです)