切らさない

 

さて、今回はデュエルのポイントについて検証したいと思う。

よく「プレイング」という言葉を聞くが、まあ要するに「戦略」のことである。

遊戯王は、デッキをいくらうまく組んでもこの「プレイング」がダメでは勝てない。

勝敗を分ける最大の要因は「引き」だが、

その引きが少々悪くても勝てる可能性を生み出すのがプレイングなのだ。

 

無論上級者ほどプレイングはうまく、何でこうなるの?と言いたくなるほど、

見事にLPが削られ、場が支配されていく。

 

初心者の方なら、手札が思い通りにいかなくて負けるという経験があると思う。

しかし、同じ手札でも上級者なら逆転の可能性を作り出せるかもしれない。

 

では、どんな戦略が「上手い」戦略なのだろうか?

ここではデュエリストの強さの源泉、「プレイング」についてある角度から検証する。

 

はっきり結論から言うと、ずばり上手い戦略の一つは「切らさない」ということである。

はて?なんのこっちゃ?と思われるかもしれないが、

「切らさない」ということは、色んな意味で大事なことである。

それは…

 

1・手札を切らさない

2・場からモンスターを切らさない

3手札からモンスターを切らさない

 

とまあ、こんな感じのことである。

1であるが、手札を切らさないのはデュエルにおいて最重要戦略になりうる。

なぜなら、手札を切らすということはコンボを封じられることであり、

それは即座に死を意味するからだ。

 

だからこそ、「手札破壊が強い」とされるのである。

逆に言えば、うまく相手の手札を枯らせ、ということにもなる。

自分の思った通りのコンボを決めるためにも、

手札は絶対に死守すべきである。

 

しかし、コンボを決めていれば、手札は次第に尽きてくる。

そこを速攻かけられては、あっという間に逆転される。

攻撃力の高いデッキなら、決めのコンボで一撃かもしれないが、

ちまちまと削るデッキでは、コンボの後の手札補充が問題になる。

そこでメタモルポットやサイバーポッドなどの登場である。

しかし、これまたうまくリバースできるとは限らない。

 

ということはつまり、結論は…

 

「相手の手札は枯らせ!」

「常に手札を保つか、手札を補充する手段を考えておけ!」

「手札を全て使い切るようなコンボを放つときは、そのターンで決めろ!」

 

ということになる…(自信なし)。

 

 

さて、2と3であるが、場や手札からモンスターを切らさない。これまた重要である。

場からモンスターを切らさないことは、ひいては手札の温存にもつながるし、

何よりダイレクトアタックなどの強力な攻撃を喰らわなくて済む。

 

そのために重要なことは、遺言系モンスターの使用である。

ウィッチ、クリッターに代表される遺言系モンスター。

それらを効果的に使うことにより、場や手札からモン切れを防ぐのだ。

 

そのためにも例えば…

 

クリッター破壊

効果でウィッチ手札に

ウィッチ破壊

効果でキラトマ手札に

 

 

という具合に進めてみるのはどうだろう。

無論これは一例にすぎない。

状況に応じて引っ張ってくるモンスターは変えなければならないが、

例えば↑のようにモンを持ってくれば、

少なくともモン切れでダイレクトを喰らうようなことは少なくなる。

 

また、遺言系は、あえて破壊されることで真の力を発揮する場合も多い。

 

コンボの欄にも書いた、遺言系相殺コンボや、

手札に心変わりがあるときに、

あえて攻撃をさそって死亡(キラトマ)

効果でキャノンを召喚。

次の自ターンで心変わり+キャノンコンボ炸裂。

といった具合である。

 

相手の場にウィッチ等の遺言系がいるなら、

ネズミ死亡→異次元の戦士召喚。

で、ウィッチを攻撃するといった嫌がらせのような攻撃もできる。

 

つまり総括すると、

 

「切らすな!!」

 

ということである(変なまとめだ…)。

 

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