ジャマーとドレイン
3大魔法防御罠である、
王宮の勅命、マジック・ジャマー、マジック・ドレイン。
必須カードである王宮の勅命は別にして、残りの二つは何かと比較されることが多い。
ではどちらのほうが優秀なのだろう?
そしてどちらを使うべきなのだろう?
ここではちょっとだけ深く検証してみることにする。
まず、それぞれの効果をおさらいしてみよう。
「マジック・ジャマー」 手札からカードを1枚捨てることで、相手の魔法を無効にするカウンター罠。
「マジック・ドレイン」 相手が手札から魔法カードを1枚捨てなければ、その魔法の発動と効果を無効にするカウンター罠。
こうしてみると、どちらもそれなりの効果である。
では実際のデュエルを想定してみよう。
ジャマー |
ミラフォ |
↑はショボイけど魔法・罠ゾーンの伏せカードである。
相手の手札には、「大嵐」と「サイクロン」が1枚ずつあるとしよう。
相手は伏せを警戒して、除去魔法を使ってくる。
このとき、ジャマーとドレインと、どちらのほうがいいのだろう?
まず相手が「大嵐」を使用する。
この時ジャマーを発動。手札からカードを1枚捨てる。
そして相手は、残ったミラフォにサイクロンを使用するわけである。
ミラフォはチェーンできないため、あっさり破壊、となる。
消費した手札は、自分1、相手2となる。
場には何も残らない。
では、「マジック・ドレイン」を伏せていた場合はどうなるだろう。
手札等の状況は同じである。
ドレイン |
ミラフォ |
まず相手が「大嵐」を使用する。
チェーンしてマジック・ドレインを発動。ここで相手はもう1枚の伏せ「ミラフォ」が気になるため、
手札からサイクロンを捨てて大嵐を発動させる。
結果としてミラフォは破壊される。
消費した手札は自分0相手2である。
そしてジャマーのときと結果は同じ。
ではドレインのほうが優秀なのであろうか。
答えは否である。
伏せが和睦だったときのことを考えてみればわかる。
ジャマーの時は自分が手札を捨てて一旦処理は終わる。
そこで相手がサイクロンを使った場合、自分は和睦をサイクロンにチェーンできるが、
ドレインだった場合、大嵐にドレイン→サイクロン捨て、となった場合、
大嵐の処理がまだ終わってないため、和睦はミラフォと同じく破壊されてしまうのだ。
これは、マジック・ドレインがカウンター罠であるため、
SS2の和睦はマジック・ドレインに自分チェーンができないためである。
では、総合して考えてみよう。
結論として、
ジャマーはチェーンできる罠と一緒に伏せるべきであり、
ドレインはチェーンできない罠と一緒に伏せるべきであるのだ。
「じゃあ素直に1枚だけ伏せろよ!」という意見が飛んできそうですが、
それは違います。
何も伏せ除去系魔法だけを相手が使ってくるわけではありません。
裏守備に抹殺の使徒を使ってくるかもしれないし、死者蘇生などの強力な制限カードを使ってくるかもしれません。
そんな様々な状況を考えると、まだまだジャマーとドレインの比較はできそうです。
しかし、今回は疲れたので(爆)ここまで。
また無意味な(ぇ)検証でお会いしましょう。